KikainekoMocker

テストケースの書き方

機械猫モッカーのためのテストケースの書き方

機械猫モッカーは通常のテストケースを食べて解析しますが、いくつかテストケースを書く上でのポイントがあります。
(細かい内容に関しては、仕様説明をご覧下さい)

サンプルプログラムを用いて、簡単なポイントを説明します。
テストのサンプルのCalcTest.javaを用います。

擬似クラス対象指定

機械猫モッカーは擬似クラス対象、つまりどのクラスを生成するかの指定をテストケースのフィールドで判断しています。



このようにすると、機械猫モッカーはCalc.javaを生成するのだと判断します。

  • 指定するフィールドは必ず一つだけにしてください。
  • ここでインスタンス化、null値代入などはしないで下さい。

また、ここで「SomeInterface calc;」のようにインターフェースを指定すると、そのインターフェースを実装した擬似クラスを生成します。
あるいは「SomeSuperClass calc;」のようにでスーパークラスを指定すると、そのスーパーークラスを継承した擬似クラスを生成します。

setUpメソッド・オーバーライド

このsetUp・tearDownに関する制限はいずれ取り除かれます
setUpメソッドは必ずオーバーライドしてください。



この例では、setUpメソッドでインスタンス化していますが、特にsetUpで行う必要はありません。
また、逆にtearDownメソッドはオーバーライドしないで下さい。

メソッドの返り値はassertEqualsで設定

対象クラスのメソッドが返り値を持つ場合(つまりvoid型じゃない場合)はassertEqualsで指定してください。
(当然ですが、void型はassertEqualsに入れないで下さい)



assertEquals以外、例えば

int i = calc.get();

のように書くと、
機械猫モッカーはどのような値を返せば良いのか判別できないためエラーになります。